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外壁の色あせはなぜ起こる?その原因と対策!

塗装の豆知識 2022.06.12 (Sun) 更新

福岡県の皆様こんにちは!

福岡県春日市にあります外壁塗装・屋根塗装専門店「カエサポ」です!🌈

いつもブログをお読みいただきありがとうございます😊

本日のブログを執筆させて頂く田中です!

 

家を建てたときにはきれいだった外観も5年、10年と経つにつれ色あせてきているのではないでしょうか。
色が褪せてしまうと古びた印象を与えてしまいます。
色あせてきたから外壁塗装をしようと思っている方もいらっしゃるでしょう。
次の外壁塗装では出来るだけ色あせしないようにしたいですよね。

そこで今回は、色あせが起こる原因や色あせしにくい色・色あせしにくい塗料を紹介いたします。

 

外壁の色あせは放っておくと劣化につながる

建物を見た時に「古く見える」「年季が入っているように見える」といった事があると思います。
このように見えてしまう理由としては、そもそも色があせてしまっている事があります。
色あせは見た目が良くないだけでなく、建物が劣化しているサインでもあります。

色あせを放っておくと劣化症状に

以前よりも色が薄くなっていることを色あせと言います。
色あせは、外見が古く見えてしまうだけでなく、塗料の膜である塗膜自体の防水性が低下してしまっているサインです。
塗膜には、建物の劣化要因である水の浸入を防ぐ役割がありますが、塗膜の防水性が低下してしまっている状態では、
建物内部に浸水してしまう可能性があります。

色あせは汚れと違って、清掃では取り除くことが出来ず、塗装をすることで元の状態のようにする必要があります。
建物にもよりますが、一般的に10年前後が塗装時期の目安と言われています。

色あせが起こる原因

代表的な原因として、太陽光に含まれる紫外線による色あせがあります。
又、紫外線の他にも酸性雨などの自然的な原因も考えられます。

  • 原因①顔料中の結合の一部が切断してしまう

世の中の物質は原子同士の結びつきで構成されています。
塗料の色の元となっている顔料も、原子同士の結合から構成されています。
原子同士の結びつきには強弱があり、その結びつきの強さを結合エネルギーで示すのですが、
この結合エネルギーを上回るエネルギーを受けてしまうと、原子同士の結びつきが破壊されてしまいます。

紫外線のエネルギーが顔料に含まれている化合物の結合エネルギーより強く、結合が切断されていく為、
色味が変わってしまい、色あせが起こってしまうのです。

 

  • 原因②化学変化でほかの物質に変化してしまう

もう一つの主な原因としては、化学変化で物質が変化してしまうことです。
イメージのしやすい化学変化としては酸化があります。酸化とは、物質が酸素と反応する化学変化のことで、
代表的な例として鉄がサビて酸化鉄に変化してしまうことがあげられます。

 

定期的な塗り替えで色あせ解消

色あせは、紫外線などの自然現象によっておこるので避けることは出来ません。
しかし、色あせのしにくい色を選ぶ、色あせしにくい塗料を選ぶことによって色あせの進行を遅らせることは可能です。

塗装で色あせを解消する

色あせてしまった建物は、塗装をする事で色あせを解消することが出来ます。
塗料の耐久年数は製品によって違うため、又、建物の位置によって劣化具合も変わってくるので、
一概に塗装の時期が同じというわけではありませんが、新築または塗装をして10年以上経過した家は
色あせが起こっている可能性が高いです。

色あせしにくい塗料を選ぶ

色あせしにくいかの判断には、塗料の機能も大きく関係しています。

白色は色あせしにくい色ではありますが、顔料に含まれる酸化チタンは光にあたると塗膜を破壊してしまう
ラジカルという劣化因子を発生させてしまいます。ラジカルの発生によって塗膜が劣化してしまった場合、色褪せてみえてしまいます。
ラジカル発生の要因である酸化チタンは、量の違いはあっても、どの色付き塗料にも含まれています。
近年は、ラジカルの発生を制御する機能を持った顔料の酸化チタンなども開発されていますので、
そういった塗料の機能にも目を向けておいた方がいいでしょう。

塗料には様々な機能がありますが、そもそもの塗膜の劣化が進行してくると、色褪せが起きてきます。そのため、色褪せしにくい塗料を選ぶ際は、耐候性の高い塗料を選ぶと良いでしょう。

《おすすめ塗料》

・超低汚染リファイン1000MF-IR(株式会社アステックペイント)

無機成分を配合したフッ素樹脂系塗料の為、通常の塗料よりは高い耐候性を持ち、色あせしにくい。
さらに、ラジカルの発生を抑制する酸化チタンを使用しているため、塗膜の劣化による色あせを防ぎます。

色あせしにくい色を選ぶ

色によって、色あせしやすい色と、色あせしにくい色があります。
塗装する際に、色あせのしにくい色を知っていれば、その色で塗装をおこなって、色あせを遅らせることができます。

【白】
白色顔料として使用される酸化チタンは高い隠蔽力を持っている特徴があります。
又、無機顔料の為、化学変化も起こりにくいとされています。色褪せはしにくいですが、汚れがつきやすいというデメリットもあります。
近年は、ラジカルの発生を制御する機能を持った参加チタンもあります。

【黒】
黒色塗料の顔料における原料はカーボンブラックで、着色力が高い特徴を持っています。
無機顔料の為、色褪せが起こりにくいです。しかし汚れが目立つデメリットがあります。
近年では、遮熱性の高いチタン複合特殊無機黒色顔料もあります。

 

又、どの塗料もいずれは色あせしてしまう可能性があります。
それならば、あらかじめ色あせしても目立ちにくい色を選ぶのも1つの手です。
赤色のような原色系は、もともとの色が濃いことから、色があせてしまった際に、色あせ具合が目立ってしまいます。
より薄い色の方が、色あせしても目立ちにくいのですが、白色は汚れが目立ちやすい特徴があります。

色あせしても目立ちにくい色を選ばれる際は、色褪せも目立ちにくく、かつ汚れも目立ちにくい、クリーム系やベージュ系がおすすめです。

 

まとめ

色あせが起こっていると、古びたイメージを与えてしまうだけでなく、塗膜の防水機能の低下のサインでもあります。
色あせが見られたら外壁塗装が必要な時期ですので業者に相談してみましょう。
又、色あせの進行を遅くする為、色あせしにくい色を選ぶ、又は、色あせしにくい塗料を選ぶことをおあすすめします。

 

 

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